2015年4月20日月曜日

益子だより   (3)

 益子もようやく暖かくなってきました。
 先日は桜が咲くなか、雪が降ったりしてびっくりしましたが、もう寒の戻りの心配もないでしょう。
 となると、益子はいよいよ恒例の陶器市です。今年は4月29日(水)から5月6日(水)までの8日間。500ものテントが通りに並びます。
 益子陶器市というと、よくテレビ中継もされる大きなタヌキ像を思い浮かべる方も多いはず。あの周辺を歩くだけでも雰囲気を十分満喫できますが、足を伸ばして、メインの通りから少しはずれてみるのもお勧めです。最近は、手工芸品や雑貨のテントも増え、県内の人気店が出張販売にやってくるなどおいしいものも充実して、陶器以外の楽しみも広がっています。その傾向が色濃いのは表通りよりも脇の細道かもしれません。
 細道といえば、何年か前に芳賀郡でカード配布を行った後に立ち寄ったワグナー・ナンドールアートギャラリーも、あのタヌキ像からほど近い細道の奥にありました。ハンガリー出身の彫刻家ワグナー・ナンドールの作品が展示されています。アトリエなども残っていて、陶器市のにぎわいとは違った異空間を味わえます。
 ふだんは予約が必要ですが、陶器市期間は定期展が開催中で、予約をしなくても観覧できます。今、調べていましたら、無料のクラシックコンサートも行われているとの情報も。興味のある方はホームページ、フェイスブック、ツイッターなどでチェックしてみてください。
カード配布…カードとはチャイルドラインの電話番号が記載されたもの。小・中学校の生徒児童の皆さんの手元に届くよう、年に1回、配布依頼のために県内の役場の教育課へカードを持参しています)





ワグナー・ナンドールアートギャラリーの庭の展示。
私たちが訪れたのは秋でした。


by ちゃわん     

国際ソロプチミスト宇都宮 表彰式

4月16日(木)、国際ソロプチミスト宇都宮の表彰式および贈呈式に、松江理事長と福田副理事長が出席しました。




松江理事長の挨拶



表彰を受ける松江理事長



ありがとうございました
助成金は大切に使わせていただきます

2015年4月10日金曜日

継続研修 アクティブ・リスニング

 4月3日(金)、今年第2回目の継続研修が行われました。内容はアクティブ・リスニングです。
テーマは時代を反映して、「SNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)にかかわる相談」でした。
 アクティブ・リスニングというのは日本語でいうと積極的傾聴、コミュニケーション技法のひとつで企業研修などにも取り入れられています。
 
 実は私たちがアクティブ・リスニングを知ったのは、2年ほど前のこと。チャイルドラインさいたまさんの研修におじゃまさせていただいたときでした。実際にこの研修に参加させていただいて、これは子どもたちの声を聴くのに役に立つのではないか、自分たちでもやってみたい、と思い、さいたまさんから協力を得てとちぎでの実施に至ったのです。 
 
 さて、この日は、1月にこのブログで書いた、さくら市の児童養護施設「養徳園」から園長の福田さんはじめ職員の方3名が特別枠で参加されました。
 養徳園では、県から地域の子育て支援の拠点として指定を受け、相談電話が開設されることになったのです。

 同じ志の者同士、これからも助け合い連携しあいながら、やっていければ幸いです。
 
 

キリン福祉財団 助成金贈呈式

 4月9日(木)、公益財団法人「キリン福祉財団」よりキリン子育て応援事業助成金をいただくことになり、贈呈式が行われました。
 平成27年度は、栃木県ではプロジェクト宙(鹿沼市)さんとともに2団体の受賞となりました。
 大切に使わせていただきます。


左が松江理事長 右がキリンマーケティング栃木支社長



左からキリンマーケティング栃木支社長 福田副理事長 松江理事長(中央) プロジェクト宙さん フラットさん


2015年4月9日木曜日

4月の雪

 いきなり10年前の韓国映画のようなタイトルですが・・・。 
 「四月の雪」というのは、かつて一大ブームを巻き起こした”ほほえみの貴公子”こと、ヨン様(ペ・ヨンジュン)主演の映画でした。ご存知の方も多いのでは?

 本題です。
  桜の花ももうあと少し、というこの時期、関東地方では昨日、雪が降りました。
 宇都宮では2cmの積雪がありました。4月に入ってからの降雪は5年ぶりです。
 テレビのニュースでは、うっすらと雪を被った桜の花が映し出されていました。なんとも不思議な光景でしたが、根が日本人なのでしょうか、こんな冷えびえした景色であってもどこか風情を感じてしまいます。
 以前ある番組で、このまま温暖化が進めば桜が開花しなくなる、と言っていたのを思い出しました。日本人にとっては”心の花”ともいえる桜の花が見られなくなるなんて、さびしいことですね。

 不安定な天候は、しばらく続きそうです。
 明日は開局日。まだまだ暖房のお世話になりそうです。
 当番の受け手さん、支え手さんたち、風邪などひきませんように。

 

2015年4月2日木曜日

パネルディスカッション参加

本当に年度末の3月31日、矢板市で行われたパネルディスカッションにパネラーとして理事長 松江が参加させていただきました。「人口減少と地方創生を考える」と題された、矢板市に本社を置く様々な業種の方たちが発起人となった街づくりの会が主催です。


 基調講演 講師、パネルディスカッションのコーディネーターとしてTBSテレビのニュースキャスターの杉尾秀哉氏が招かれていました。
 松江に話が来たのは、絵の方でかかわりのある矢板の建設会社の社長が発起人の一人だったためです。3週間ほど前に、「急に決まった」と本当にぎりぎりに連絡をいただいた次第。
やはり発起人つながりの杉尾氏が、この日なら・・ということで日時が決定。それから内容を詰め、参加者を決め、場所を押さえと凄いスピードで企画を整えた経緯があったそうです。ちょっと異質な私の参加は、時間がないための苦肉の策だったのかも・・(笑)
矢板市は栃木県北部の森林資源豊かな街。地方都市の御多分にもれず近年の人口減少に危機感を抱き、国の「地方人口ビジョン」・「地方版総合戦略」策定の求めに応じての企画とあって、はたして経済、行政に素人の松江が何を話せるのか? 甚だ疑問ではありましたが、街づくりにも子どもや女性の声を反映させていただきたい、という観点で参加させていただきました。
さて、当日。急な企画とあって、参加者とは事前打ち合わせなどする時間もなく、忙しい杉尾氏の到着は開始30分前。ご挨拶もそこそこに、今日の流れなど確認・・といっても、順番に長々話をするのはつまらないので一人があまり長く話し過ぎない・・と決めるのがやっと。あとはコーディネーターの質問にパネラーがどんどん答えて、途中突っ込みもOKなので自分の考えをそれぞれ話しましょう!ということが決まっただけ。はてさて、どうなりますことやら。
私としては、子どもたちの現状を訴え、子育て環境ということをお話させていただこうと考えました。
第1部は杉尾氏の講演です。さすが民法のニュースキャスター。時間ピッタリに笑いも取りつつ、日本の少子化問題、超高齢者社会へ向かう現状(2100年には現在の人口の三分の一に!)どんな対策が考えられるかなどをコンパクトにまとめて話してくださいました。
第2部が私たちの出番で、パネリストは衆議院議員の簗かずお氏、元県議会議長の青木克明氏、そしてチャイルドラインとちぎ理事長 松江比佐子です。最初に自己紹介として私はチャイルドラインの活動を説明させていただきました。そしてフリーダイヤルのネットワークで全国から子どもの声が集まり、地域特有の悩みといったものなども見えてくるということなどを伝えました。
内容は少子高齢化、消費減少、農業(TPPFTA)問題、子育て環境問題などにおよび、簗氏は国の政策、青木氏は地元の実情と取組などそれぞれの立場でのお考えを、私は、もちろん主に子育て環境について、自尊感情を持てない日本の子ども、最近の子ども絡みの事件から考えられること、また町おこしに関して自分の考えていること(豊かな自然をいかすことやアートを絡めたソフト作りなど・・)を話しました。
街を作るのは人だと思います。子どもが笑顔なら大人も楽しいはず。そのためには社会全体の助けが必要だと思います。
でも、いかんせん時間も限られておりますのでそれぞれの想いを伝えきるのは難しいことでした。


発言中の松江理事長(中央)

それにしても、杉尾氏、栃木に詳しくてびっくりでした。宇都宮にもいらっしゃったことがあるそうで、「この間は、餃子食べようと思って、みんみんと正嗣悩んでいたら、正嗣が休みでみんみんいきましたよ!」なんて・・。気さくで、気配りの行き届いた方でした。
そして、矢板の皆様、チャイルドラインについて話をする機会をいただけて感謝しております。ありがとうございました。