2016年7月18日月曜日

児童養護施設「養徳園」訪問

7月8日(金)
現地研修として、総勢23名でさくら市にある児童養護施設「養徳園」を訪問しました。
児童養護施設とは、なんらかの理由で親と一緒に暮らせない子どもたちのための施設です。
今回は、この施設の施設長で、子ども虐待防止県民のつどいなどでお世話になっている福田雅章さんから、養徳園での運営の趣旨や子どもたちの養育、支援などについてお話しをおうかがいしました。
かつては大養護施設はどこも大舎制で、大勢の子どもがひしめきあうように集団生活を余儀なくされていましたが、現在はユニット制で異年齢の子どもたちが数人でグループを作り、家庭的な雰囲気の中で生活できるように配慮されているそうです。
また、以前は男子が多かったけれど、現在は女子のほうが多く、その背景には“女子は男子に比べて性被害に遭いやすい”ため施設で守る必要があること。大学進学を希望する子どもには、希望をかなえられるようにできるだけ支援をしていること。児童家庭センターを併設し、施設外の子どもも必要に応じて利用できるようにしていること。駅の近くにも小規模の施設を併設し高校生が通学に便利なように配慮していること。さらに、子どもたちの心のケアや親との関係の再構築、退所後の生活への備えなど、さまざまな取り組みについて、貴重なお話しを聞かせていただきました。

養徳園の子どもたちに幸あれ、と願ってやみません。

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