3月12日(土)~13日(日)、早稲田大学戸山キャンパス33号館の第10会議室において、トライアルに向けたチャット相談の事前研修会が行われました。
12日は、ネットの現状や文章表現、自己についての認識を深めコミュニケーションのあり方を考えるワークを行いました。
13日は、すでに日本でメール相談を行っている「東京いのちの電話」顧問の方を講師にお迎えしてオンライン相談の特性について学び、午後はいよいよ実際のチャット相談を想定してのロール・プレイングでした。途中、回線が不安定になるハプニングもあり、たいへんよい勉強になりました。
おそらく日本で初めてのチャット相談になるだろうトライアル、そしてそれに先立つこの研修会も日本初、ということになります。それを思うとここに集う皆さんは、すごいことをしているんだなあ…と感慨深い思いです。
先日、広島で不適切な学校の対応により中学生が自ら命を断つ、という痛ましい事件が起きました。彼は死の直前、「先生に言っても聞いてくれない」とこぼしていたそうです。
「チャイルドラインなら聴いてくれる。安心して相談できる。」と、全国の子どもたちに言ってもらえるとうれしいですね。
電話でもチャットでも、それを実現できればと思います。
トライアルでは、受け手の皆さんには、ぜひ新しいツール“チャット”で子どもたちの思いに寄り添っていただければ、と思います。